草木染め~仕上げ~

前回(コチラ)の続きです。色を定着させていきます。

8.ミョウバン液に漬ける

7の工程が終わる少し前に、ミョウバン0.6gを少量の水で溶いて準備をしておきます。ネットの情報や書籍ごとに量が様々でしたが、今回のハンドタオルにはこの分量がうまくいきました。染めたいものの素材、重量、草木の種類や色の濃淡によっても、色止め必要な分量は変わるかと思います。

7の時間が十分に経ったら、鍋からタオルを取り出し、残った色液に水で溶いたミョウバンを入れてよく混ぜます。混ざったらタオルを戻し、全体をよく混ぜます。私は洗い物を減らしたくて、右手でタオルを持ちあげ、左手で鍋にミョウバンを投入し、左手で混ぜてから右手のタオルを戻すという荒業で乗り切りました(笑)染める物が大きい場合は、液を吸って重くなっていると思うので、きちんと取り出して置いておくことをオススメします。

ミョウバン液にまんべんなくタオルが浸ったら、タオル・液ごとボウルに移し、ラップで蓋をします。

前回の鍋写真に続き、液量が少なかった状態です。もう少し多めが理想的。このまま1晩置いておきます。短くても9時間くらいは放置しておくといいと思います。4時間くらいで試した分は、ゴーヤは色が薄すぎて再度染め直しました。玉ねぎの皮の場合は元が濃い色に染まるので、4時間くらいで薄めに染めても綺麗かもしれません。

9.すすぎ→乾燥→すすぎ→乾燥→すすぎ→乾燥→洗濯→乾燥

十分に放置したら、水で洗い流します。この時、流水にあててすすぐのではなく、ボウルやバケツなどに水をはった中で、ぎゅーと押し洗いをする方がいいです。色がどんどん落ちていってしまいますが、媒染液が残ると皮膚への影響も懸念されますし、染めムラや後々の退色などもあるので、しっかりとすすぎましょう。

水を何度も変えて、絞ったあとに色が殆どつかなくなるまですすぎます。結構時間と水が必要です。概ね色が出なくなったら、広げて乾かします。室内干しにして、日光には当たらないようにしましょう。乾いたあとは、再度すすぎ、乾燥、すすぎ、乾燥を繰り返します。この時も洗剤は使わず水ですすぎ、室内で日光を避けて乾燥します。最後は洗濯機で洗って(中性洗剤を使用、柔軟剤OK)、再度干せば完了です。仕上げの工程の時だけでなく使用開始後も、洗濯は中性洗剤で、乾燥は室内で日光を避けておくほうが、長く色を楽しめます。

10.終わりに

*今回の記事でご紹介した内容は、ネットの様々な方の経験談の記事と、【草木染め大全】という書籍を元に、試行錯誤のもと、なるべくお手軽に出来るように調整した手法になっています。草木染めを本格的にするという場合は、本当は液量などもっと分量が必要だったり、染め液と媒染液は別々に用意が必要だったり、それぞれの工程の前にすすいでから漬けるとか、ミョウバンの分量の点など、今回ご紹介した内容とは異なる点が多々あると思います。

*何枚も染めて洗濯実験も重ねた上で、今回の手法でもすぐに色落ちせずにそれなりに楽しめそうだと判断していますが、実際に中長期で使っての検証はしていないため、せっかく染めたのに半年しか持たなかった!などもあるかもしれません、ご容赦ください。色素自体が植物由来の天然のものなので既製品のような発色ではなく、くすんだ感じの色味に仕上がります。

*ミョウバンは弱酸性で、鉄などを用いた薬品を使ってアルカリ性にする手法もあります。同じ草木をベースにしていても、色止めに使う媒染液によって仕上がりの色が変わります。なお、媒染液を大量に廃棄する場合は、排水溝に流してはいけないことがあるようです、ご注意ください。

*ゴーヤの葉や玉ねぎの皮の他に、ブドウの皮でも草木染めをしてみたのですが、木綿タオルのせいか、媒染がミョウバンだからか、どうしても仕上がり以降2回のすすぎをするとグレーがかってしまい、うまくいっていません。染め~1回目のすすぎまではキレイな色なのですが、乾燥から後にどんどん赤み成分がなくなってしまいます。お酢など酸性になるような環境で試行錯誤していますが、ご意見やアイディア、アドバイスなどございましたら、是非、問い合わせフォームからお知らせください。

玉ねぎの皮は比較的集めやすいと思いますし、色もうまくつきやすいかなと思います。赤ちゃんのミルク染みが取れなくなったガーゼとか、食べこぼしの取れなくなった子供服を室内着にするのに少しアレンジしようかなとか、色々と楽しめるかなと思います。是非、染めを楽しんでみてくださいね!