休憩と労働についての思い

こんにちは、鈴木です。最近の変化の2点目になります。前回の記事(コチラ)に記載した人員増加の点も考慮して、園外にスタッフルームを借りることにしました。

元々、園内に事務室兼職員室を設けていましたが、大型遊具を一時的に置いたり、予備用品や教材のストックを置いたりすると、手狭になりつつあります。ここを全面的に保育用品置き場と出来れば、子ども達が雨の日などに保育室内の物を全て移動してより広く使えるようになります。また、置き場や動線を重視することで、保育時間内で大人側が準備や片付けにかかる時間(=保育が手薄にならざるを得ない時間)を減らすことが出来ます。こういった効果により、より充実した保育に出来ることが一番の目的となります。

また、こちらも第二の目的は【良い労働環境の提供】のためです。職員のパフォーマンス向上のためには、勤務中の休憩もしっかりと休むことが重要だと考えています。これは私自身の経験ですが、前職で激務だった時期に自発的に休憩時間を返上しておにぎりをかじりながらずっと仕事をしていたことがあります。これは数日であれば確かに労働力の増加として有効なのですが、知らず知らずのうちに時間あたりの質の低下を招いています。怖いのは、質の低下に関して自覚が持てないことで、むしろ「休憩も取らずに働いているのに終わらないなんて!」という焦りで更に自らを追い込んで長時間労働に至る悪循環となりました。そうやって身体も精神的にも不調に陥った時に、ふと、これは前も経験したぞと気づきました。離婚前の時期に、家庭のことも、仕事も、全部ちゃんとしないと!と奮闘していた時です。

育児中の場合は特に、日常でしっかりとした休憩をとれる場面は殆ど無いかと思います。ただでさえ、家庭と育児と仕事の両立は大変な中で、家庭でも休憩が出来ない、仕事でも出来ないという環境は、身体にも心にも望ましくありません。そして、保育園で職員がそういった状態で保育に臨むことはもっと望ましくありません。たかが休憩、されど休憩、ということで、きちんとした環境でしっかりと休憩をとることは、非常に重要だと考えてのスタッフルーム新設に至ったのでした。

※園外のスタッフルームについて、企業主導型保育事業の補助対象費用か否かは不明です。当園では補助対象外費用で考えておりますので、もしも、企業主導型保育事業に関する情報として当園のHPをご覧になられている方がいる場合には、ご注意ください。

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