★秋祭り★
副園長の野田です。
私事ではありますが、再婚を機に幼児期の子育て再開で朝から晩までバタバタ、そこに今年はいわゆる「一年生の壁」に四苦八苦と、なかなかブログの更新が出来ずにおりました。
もちろん園はその間も滞りなく運営しておりましたが、また少しずつ活動の様子などを発信していければと思います!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、少しずつ暑さも落ち着いてきて、秋祭りの開催される地域もある頃ですね。
0,1,2歳が中心の当園では大規模な行事は行いませんが、季節の行事や文化に触れ合う機会を日々の活動の中で取り入れるようにしています。
今回は編入など園内での変動も少し落ち着き、集団で動くことや順番への意識、お友達を見て真似たり声をかけてあげるといった関わり合いが増えてきた様子から、そういった成長をより育みつつ、ちょっぴり非日常を体験できる場として【秋祭り】を開催しました。
普段なかなか保育の裏側をご紹介する機会もないので、【楽しく遊ぶ】中にも様々な背景をもって構成されている様子をお伝えできたらと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まずは子供達が思い思いに楽しむことを主軸としつつ、興味関心や発達を踏まえた【ねらい】をもとに、安全に活動の出来る距離なども考慮しながら【秋祭り】の内容を考案します。
*見立て遊び・おままごとが好きな時期ということで、わたあめ・チョコバナナ・りんご飴と食べ物コーナーを充実♪
*金魚すくいは皆が大好きな【きんぎょがにげた】を題材に、ポイと釣竿の2種類を用意しました。
*様々な素材に触れる遊びの中でもお気に入りの風船遊びの派生としてヨーヨー、狙ったところに投げるという運動遊びとして輪投げを用意しました。
*お祭り自体が未体験の子も少なくありませんので、導入として【お祭りに関連する絵本】を少し前から日常活動の中で取り入れてきています。
当日に園内で子供のいる傍らでのセッティングは事故リスクなどデメリットが多く、また登園時に【いつもと違う】雰囲気で子供達が不安になることも想定が必要です。そこで、今回は別会場を事前に準備するという配慮もしました。
午前オヤツまでは普段通りに過ごし、体調確認なども済ませてから実施の最終判断を行い、子供達に活動についての説明をします。
お着替えの練習時期でもあるので甚平も用意し、それぞれが好きなものを選んで着替えました。(普段はお散歩の身支度をする時間帯の代替となります。)
もちろん【着たくない子に無理強いはしないこと】としていますが、お友達が色とりどりの甚平に着替える様子を見ると「自分も!」となり、最終的にニコニコで全員が甚平姿になるほっこりの一幕もありました。
お祭りのお部屋に入る前には全体で一呼吸おき、「お部屋の中は歩いて楽しむ」というお約束をしてから、いざお祭り会場へ!
様々なブースを前にテンションが上がりながらも、しっかりとお約束を守って安全に楽しむことができました。
こういった非日常の活動の際には、日常以上にリスク管理が必要になりますので、今日はマンツーマンでの配置としました。
0,1,2歳の時期は同学年でさえ月齢差も大きく、心身の発達における個人差も様々にある時期です。
特に1歳後半頃からは自分で!の思いが強くなる一方で、想いの言語化が難しく咄嗟に手が出やすい時期だったり、イヤイヤ期だったりもします。
そのため、普段から国の配置基準による保育士数では不十分だと考えて独自の加配をしていますが、1人1人の気持ちに寄り添いながら安全に活動が出来ることの良さを改めて感じる日となりました。
何より、子供達の嬉しそうな様子を見ると、色々とまた頑張ろうという気持ちになりますね!
日々の活動も引き続き丁寧に寄り添いながら過ごしていければと思います。