うんどうかいごっこ
副園長の野田です。
まもなく新年度の一斉申し込み時期ということで、保活で色々な情報を集められる頃かと思います。
このところ制作関係のお話が続いたので、運動遊びのお話の更新を先にしようと思います。
(前回のブログでは、次は粘土遊びの発展から行った制作について記載と予告?していたのですが、すみません!)
さて、運動会は[いわゆる行事]としてパッと思い浮かぶことが多いものの1つといえるでしょうか。
体を動かすことのほか、集団で動くこと、練習を重ねて本番で成果を出すこと、勝負の概念と勝つ喜びや負ける悲しみなど、運動会ならではの心身の発達に基づいた[ねらい]があります。
ただ、これらの多くは年少以上程度が主な時期となることからも、1,2歳さんが園児となっている当園ではいわゆるザ・運動会といったものは行いません。
一方で、社会的な行事として知る機会として[うんどうかいごっこ]を設け、普段の活動で慣れ親しんだ運動を組み込んだ【サーキット運動】に挑戦する場としています。
サーキット運動にすることで、普段とは違う広い会場での非日常のドキドキ、複数の運動コースを先生のお話を聞いて理解して実行すること、お友達の活動を見守りながら自分の番まで待つことなど、心や脳の発達を育む導入もねらいの一つとなります。
朝は慣れ親しんだ保育室で過ごし、応援グッズのポンポンを作り(摘んで割く動作の取り組み)、みんな張り切って会場に向かいました!
コースは跳び箱(に乗って降りる)→ボールを乗せたベビーカー押し→ボールを狙って投げる→床置き平均台の上を歩く(凸凹ゾーンあり)→トンネルくぐりと、1つ1つの運動にも発達を促すねらいがあります。※いずれも普段のお部屋遊びでも行うものとなります。
早くやりたいワクワクがありつつ、いざ名前を呼ばれるとちょっぴり緊張気味の子も…恐る恐るやり始める様子もありましたが、スタートするとすぐに楽しい!が上回り、笑顔で元気いっぱいに取り組めました。
順番のお約束守って待つ中では、ポンポンでお友達の応援をしながら待てる素敵な場面もありました。
みんなすっかり楽しくなり、おまけの1回までやってからメダルと表彰状の授与も♪
表彰状は普段あまり会わない園長先生からの授与でしたが、お名前を呼ばれたら素敵に前に出て受け取れました!
まだまだ発達の個人差も大きかったり、個の思いが強い時期の1,2歳さん。
やりたいやりたくないも、興味関心も様々で、長く待つことも難しい頃ですから、無理矢理に行事ごとを頻繁にやることはしませんが、成長の次のステップへの機会となるように組み込んでいければと思います。