出来ないと言う勇気
こんにちは、鈴木です。
【雑記帳】の意図などはコチラをご覧ください。
前回(コチラ)から少し間があきましたが、仕事の割合が増えるにつれ、家庭との両立に行き詰ったということを書きました。
節約も兼ねて色々と手作りをしたり、時間をたっぷり使えた専業主婦の頃と比べては、「手抜き?」「愛情不足?」などと思い悩み。
一方で、仕事で自分が担当を受け持たせてもらうと、きちんとやり遂げたい思いがあっても、それは自分のワガママなのか、と思い悩み。
そして私の周りはすごいママさんが多く、バイトをかけもちしながら昼には家に帰ってオヤツ用にお菓子を焼いたり、夜中に裁縫をしたりするママさんとか、2世帯分の家事をしながら子ども2人と過ごして、深夜から早朝までバイトをするママさんとか・・・
そんな「ものすごいことが出来る人」と比べてしまうと、自分の頑張り不足なんだという思いが強くなって、「出来ない」ということが言えなくなってしまったように思います。「両立できないなら仕事をやめればいい」とか「子どもがいるからって中途半端になるなら責任ある仕事は任せられない」とか、家庭でも仕事でもなかなか理解が得られないことがあると、「出来ない」と言うことは怖く、やる前から無理と言ってはいけないような感覚も相まって「限界までやってみよう」と思ってしまった側面もあります。
今だから言えることですが、もう少し早い段階から「私はここまでは出来るけどこれ以上は出来ない」ということを、「中長期で実現し続けられる」ところで線引きをした方がよかったと本当に感じます。そして、「無理な状況を自分だけで継続しようとする努力」ではなく、一緒にこうしてほしいという希望を「どう折り合いをつけて実現していくかの話し合いの努力」にエネルギーを使えばよかったなぁとしみじみ思います。
最後に、ライフネット生命の創設者の出口治明さんの書籍に「仕事は“6勝4敗”でいい」という本があります。120%頑張らないといけない、と思っていた考えが変わった1冊です。私がこの本を読んだのは2016年で既に仕事だけの生活になっていた頃でしたが、仕事だけでなく、家庭との両立も「“6勝4敗”でいい」そんな風に思っています。